G.W.明けといえば,勤務校ではちょうど家庭訪問が終わった頃です。
春になると必ずやってくる「家庭訪問」。家の人にしてみれば,掃除はしなくちゃいけないし,仕事のある人は休まなくちゃいけないし,とあまりキモチのいいものじゃないんだろうな,と思います。それでも,せっかくの家庭訪問なんだから,少しでもプラスになるように,と考えて一軒一軒訪問するわけです。
この日はそんな「家庭訪問」について。お礼と感想をかねておたよりを書きました。
★以下 学級だより「すきやき」より★
長かった(と思うのは私だけ?)家庭訪問も終盤です。日程の都合で,まだお話しできていないご家庭もありますが,この場を借りて私なりに感想を。
ひとつは,どの保護者の方も子たちの成長を心から願っておられるんだなあということを感じました。保護者の方にとっては当たりまえのことかも知れませんが,どの子もみんなそれぞれに期待を背負い,それに答えようと必死にがんばっているんだと思います。
私事ですが,11月には私も人の親となる予定です。そういった意味でも,改めて身が引き締まる思いでした。
ふたつめには,子たちひとりひとりの「違い」を改めて感じました。教育界ではよく「個性」という言い方をしますが,私は「違い」の方がしっくりくるので好きです。
話しかた,聞きかた,学びかた,理解のしかた,覚えかた,感じかた,ものの見かた,叱られかた,人との関わりかた。
そういういろいろな「もののしかた」に対する家の人の考えかた。
それらすべてが,子どもたちひとりひとり「違う」のですから,ぶつかったり,ケンカしたり,迷惑をかけたりするのは当然ですよね。大人だって同じです。
でも,だからと言って「あいつとは合わん。嫌いや。」「あんなやつ知らんわ,ほっとこう。」と切り捨ててしまうのではなく,なんとかして自分とは違う「あいつ」や「あんなやつ」と少しでも気持ちよく過ごせるようになってほしいと思うのです。
それが,学級という集団活動の「意味」のひとつだと考えています。
みっつめに感じたのは,この「すきやき」を楽しみに読んでいただいている方が,意外にも(笑)たくさんおられるということです。
もっと写真をたくさん使って「普段の子どもたちの様子」や「教室での出来事」「子どもたちの作品」なんかも載せなくちゃと思っているのですが,いつも紙面は文字ばかり。書いてあることといえば,担任のつぶやきばかり。こんな色気のないおたよりにもきちんと目を通していただいているなんて…と驚くと同時に嬉しくなりました。
家庭訪問でもお伝えしていることですが,私はもっともっと保護者の方に助けていただきたい!と思っています。おせっかいや迷惑だなんて思わずに,お時間の許す限り私にもどんどん声をかけてください。お褒めの言葉もお叱りの言葉も,しっかりと受け止めます。(そりゃもちろん「お褒めの言葉」の方が嬉しいですけど。)
またまた長くなりました。
お忙しい中貴重な時間を割いていただき,ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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