G.W.も終わり,新学期気分も抜けてきた頃です。4月から張りつめていた緊張の糸が緩み始める子どもや,高かったモチベーションが慣れとともに下がり始める子どももいるでしょう。担任としては,それが「ダメだ!」というのではなく,「まあ,そういうもんだろうな」と構えておこうと思っています。4月の第2週には,そんなことを考えておたよりを書きました。
★以下 平成24年4月13日学級だより「5年2組学級だより(仮)」より★
5年2組がスタートして一週間が経ちました。
誰だってはじめは緊張するもの。
「田中先生ってどんな人なんやろ」
「怒ると怖いかな」
「どんな話し方をするのかな」
「宿題は多いかな」
などなど,担任に対する不安もひしひしと伝わってきました。
子どもたちにとって不安の材料はそれだけではありません。クラス替えで学級の顔ぶれも変わりました。新しい学年になったことで,周囲の期待もこれまでとは違うでしょう。それらすべてが,子どもたちにとっての成長のチャンスであると同時に,大きな不安でもあります。
小学校では高学年として何かと任されることの多い5年生ですが,考えてみればこの世に生まれてまだ11年。大きな環境変化に慣れないのも当然です。
そんなわけで,この一週間子どもたちはかなり「ハイ」な状態でした。「5年生になったんだから」という自覚と緊張とで,今まで以上にがんばっちゃった人も多かったのではないでしょうか。しかし「ハイ」な状態は決して長続きはしません。緊張が解け,5年生としての生活に慣れてくると,だんだん地金が表れてきます。
「これくらい力を抜いても先生は許してくれるだろう」
「そこそこがんばればいいだろう」
「誰かがやってくれるだろう」
「ハイ」な一週間では隠れていた,子どもたちの地の部分が表に現れてからが,本当のスタートだと考えています。「地の部分」がダメだというのではありません。誰だって,人の見ていないところではちょっとサボりたくなってしまうし,面倒なことを人に任せてしまいたいと思うことがあります(モチロンワタシモアリマス…)。そんな自分の弱いところを恥ずかしがらずに認めたうえで,「でもここはがんばりどころ!」「少なくともこれだけはやっておこう!」と切り替えられる人であってほしいと思います。
★補足★
補足というほどではありませんが…。
G.W.明けのいま,子どもたちはまさに地金むき出しの状態です。4月当初の緊張した面持ちが懐かしく感じられますが,そんなことを言っても仕方ありません。歯を食いしばって指導にあたる毎日です。
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